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イベント情報

2023年12月14日

HOKKAIDO BRANDING SUMMIT.2023 開催レポートvol.2

アイデンティティとは、心の中に宿るヒーロー軸

ブランディングの役割や具体的な取り組みについて出演者と参加者が共に学び、気づきを共有できる場「HOKKAIDO BRANDING SUMMIT. 2023」が、2023年11月17日アスティホールで開催されました。
サミット第5回目となる今回は、「 企業が変わる、人が変わる、行動が変わる。」をテーマに全4プログラムで構成。
自身も実践の場に身を置いている、もしくは数々の企業をコンサルティングしてきた経営者である5名に
“ブランドアイデンティティ”の重要性と、「組織」そして「個」へのアプローチ方法について語っていただきました。

PROGRAM02 ブランディングセミナーでは、プラスディーアンドシー合同会社 代表職務執行者社長 上田 聰司様がご登壇。
「アイデンティティで企業のゴールをデザインする」をテーマに、企業の在りたい姿が設計されることで経営や社員の迷いがなくなることやアイデンティティの考え方についてお話いただきました。
Vol.2では、PROGRAM02についてお届けいたします。

<出演>
プラスディーアンドシー合同会社
代表職務執行者社長 上田 聰司 氏

INPIT(独立行政法人 工業所有権情報・研修館)派遣専門家 、CIディレクター、デザイン経営秘書。広告デザイン業界での7年を経て企業の社長室直轄部署で10年、CI式企業ブランディング®を確立。2007年に独立後、企業経営者を主なクライアントにデザインを経営に活用することで、企業や社員さんをヒーローに。中部・北陸・関東を中心にベンチャーの立ち上げや企業・学校法人のリブランド、M&A/分社化プロジェクト、資金調達プロジェクト、研修・セミナー講師を請け負う。

目次

  • アイデンティティってなあに?
  • アイデンティティで企業のゴールをデザインする
  • ブランディングのスタートラインとは? / 中小企業にこそ、〇〇〇〇〇がたいせつ!?

アイデンティティってなあに?

最新技術であるAIやChatGPTは我々の脅威になるかという問いからスタート。上田様は「人にしか生みだせない、人の心を動かす答えもある」と考えておりデザインの肝であるとも考えています。
ChatGPTに絡んで、ChatGPT、某ブランドマーケティングの教科書、プラスディーアンドシー、同じ言葉でも定義の仕方が全く違う三つの媒体の表現の仕方比較しながら、マーケティング、ブランディング、アイデンティティについてわかりやすく解説いただきました。

マーケティングを一言で言うと…
▼ChatGPT
顧客ニーズを理解し、製品やサービスを提供し、効果的に伝え、需要を創出する活動

▼某ブランドマーケティングの教科書
売れる仕組みづくり

▼プラスディーアンドシー
相手の頭の中を覗くこと

ブランディングを一言で言うと…
▼ChatGPT
アイデンティティとイメージを構築し、顧客に伝えるプロセス

▼某ブランドマーケティングの教科書
売れ続ける仕組みづくり

▼プラスディーアンドシー
恋愛成就~お互いがずっと好きでいられる営み全て

アイデンティティを一言で言うと…>
▼ChatGPT
アイデンティティは、個々のものや個人、または団体が自身を識別し、他と区別するための独自の特徴や特性を指します

▼プラスディーアンドシー
アイデンティティとは、心の中に宿るヒーロー軸

また社会の現状にクローズアップしながら、持続可能な経済成長と働きがいの両立に、企業の存在意義が問われる時代に企業アイデンティティが大切であり、その働きがいが、生産性の向上につながるのでアイデンティティの問われる社会であるとアイデンティティの重要性について触れました。

しかし自分の会社に誇りを持っている社員は、経営層に比べて半数以下。
まずは社長の胸の内にしまわず、アイデンティティを企業のゴールに据え運用することが、大切だそうです。

アイデンティティで企業のゴールをデザインする

上田様が手掛けられた企業であり、アイデンティティを企業のゴールに据え運用されている事例をご紹介いただきました。

<KTC GROUP / 70社以上のグループ企業>
▼アイデンティティ
明日へのバトンを、今®。

▼具体的な運用
・創業から現在にいたるまで、「明日へのバトン」をつないできたKTCグループのこれまでのストーリーを1本のアニメーションに集約し、原点に立ち還る場所として運用

<エックスモバイル株式会社 / 独立系格安ケータイベンチャー企業>
▼アイデンティティ
世界中のHAPPYをケータイで、きりひらく。

▼具体的な運用
・10年以上途上国などの通信インフラを整える支援・寄付を続けてきている
・社会課題に向き合いながら、世の中に無かった新しい通信キャリアの選び方を発明
・そのほかにもHORIE MOBILEやlivedoorMOBILE、幻冬社モバイルなど様々なコラボを展開している

<TOHKAKU / 選挙支援のデザイン会社>
▼アイデンティティ
こころざし実現パートナー™

▼具体的な運用
・応援したい候補者のみ仕事を受けるフローと選挙コンサル会社との役割分担を確立=お見合いの質問を設計しパートナーとして認め合う受注フローを確立

<名古屋クラウンホテル / 創業50年名古屋のビジネスホテル>
▼アイデンティティ
ビジネスも観光も、すてきなご縁を願う®ホテル

▼具体的な運用
・ロゴマークの変更。元々のロゴにあるクラウンのシンボルマークに水引要素を+し、ご縁を表現
・観光マップ「えんむすびマップ」の作成

<おおぞら高校 / 通信制高校>
▼アイデンティティ
なりたい大人になるための学校®

▼具体的な運用
・おおぞらチャンネルアプリ開発
・なりたい大人になるためのノート「KTCみらいノート」開発

ブランディングのスタートラインとは?
中小企業にこそ、〇〇〇〇〇がたいせつ!?

上田様(プラスディーアンドシー)が考えるブランディングのスタートラインは
『企業のアイデンティティを内包する社会のヒーローになる「魔法のあいことば」ができた瞬間』だそうです。
この社会のヒーローになる「魔法のあいことば」があれば大切な経営判断にも、社員の日常のお仕事でも迷いがなくなると明言されていました。

そうはいってもなかなか自社難しいかも…と感じる方向けに
ペルソナの想定~魔法のあいことばの考え方について理容店を事例に交えてご紹介いただきました。

ペルソナの想定~魔法のあいことばの考え方

①誰を救ってる?
②何を期待されている?
③なぜここで、なぜ、応援したくなるのか。
④要するに、どんなお店なの?
⑤アイデンティティを内包した魔法のあいことばは?

■まとめ
デザイナーと社長という立場、両方の視点を持つ上田さん。
経営者視点に立ちながら、アイデンティティを定め、デザインし、どのように運用していけば良いのか事例を交えながらわかりやすく解説していただきました。
また、各所に出てきた「ヒーロー」という言葉。まさにプラスディーアンドシーらしい「アイデンティティ」を感じさせる講演でした。

■お客様の声を一部ご紹介
・マーケティング、ブランディング、アイデンティティ、上田様独自の表現がわかりやすく、楽しく理解できました。

・参加者の立場に立って考えられた内容と具体例でした。

<出演>
プラスディーアンドシー合同会社 
代表職務執行者社長 上田 聰司 氏

<主催>
株式会社ウィン
株式会社MIMIGURI
プラスディーアンドシー合同会社
PMC株式会社

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