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イベント情報

2024年1月17日

HOKKAIDO BRANDING SUMMIT.2023 開催レポートvol.3.5

ブランディング・採用活動トークセッション

ブランディングの役割や具体的な取り組みについて出演者と参加者が共に学び、気づきを共有できる場「HOKKAIDO BRANDING SUMMIT. 2023」が、2023年11月17日アスティホールで開催されました。
サミット第5回目となる今回は、「 企業が変わる、人が変わる、行動が変わる。」をテーマに全4プログラムで構成。
自身も実践の場に身を置いている、もしくは数々の企業をコンサルティングしてきた経営者である5名に
“ブランドアイデンティティ”の重要性と、「組織」そして「個」へのアプローチ方法について語っていただきました。

Vol.3.5では、Vol.3に続きPROGRAM03トークセッションについてお届けいたします。

<出演>
社会保険労務士法人WORKid/合同会社WORKid Next
代表 沢田 寿晴 氏

自身の勤務先の労働環境に疑問を持ち、社会保険労務土の資格を取得。 2012年「社労士オフィスONE」を開業(2019年に現社名へ変更)。社労土に加え 「合同会社WORKid Next」で人財コンサルタントも務める。

目次

  • 勝山×沢田様トークセッション
  • 質問コーナー

勝山×沢田様トークセッション

WORKidのブランディングを手がけた弊社代表勝山と沢田様のトークセッションでは、事例紹介の内容をさらに深堀してお話いただきました。

(勝山)沢田さんがブランディングを行なって、変化したと感じることはありますか?

(沢田)形に見える変化としては、私に電話が来なくなったことです。以前は、ほとんどの相談が私に来ていましたが、今はスタッフに行くようになりました。私に来る電話は営業くらいのものですね(笑)要するにWORKidとしてお客様にサービスを提供できるようになってきたということです。

(勝山)以前は、代表である沢田さん自身がブランドそのものみたいになっていたのが、WORKidという組織がお客様から見てブランドになったと言うことですね。

(勝山)WORKidに名称を変更した2019年に経営計画発表会を実施されています。当時4名だった組織が、現在は12名と3倍になったということですが、ちなみにその時の4名のスタッフの皆さんが発表された個人目標は達成されたのでしょうか?

(沢田)4名の達成度は、トータル8割4分くらいです。

(勝山)例えば個人目標はどんな目標を掲げられたのですか?

(沢田)突然当てられると思わなかった(会場にいる)うちのスタッフに答えてもらいましょう…うちよくイレギュラーが起きます(笑)

(WORKidスタッフ)個人で掲げていたのはHP制作+自分自身の専門領域のマネジメントや体づくりについてです。

(勝山)達成されたのですか?

(WORKidスタッフ)体づくりは達成しました(笑)

(沢田)すごい健康的になりましたよ。

(勝山)ブランディングコンサルをさせていただく中で大変なのは「目標を立てる」ことです。組織の目標を立てるのは数字など具体性があるのでやりやすいのですが、個人の目標はそれがちゃんと組織と繋がっているかどうかなどが大変だと思うのですが、沢田さんがこだわっている部分はありますか?

(沢田)チーム単位で目標があり、その達成具合は各チームに任せ、そこから個人目標を作るようにしているので、組織と個人の目標は繋がるようになっています。

(勝山)沢田さんからOKが出るくらいの目標になっているということですか?

(沢田)まだそこまでではないですが段階が重要だと思っていて、やったらまず褒める。そこから質を上げていくやり方なので、今はその段階です。

(勝山)話は変わりますが、WORKidには求職者からの応募が毎月1~2名あるとおっしゃっていましたが、採用活動での情報発信は会社でどのように行なっているのですか?

(沢田)私はWebセミナーをやっています。今年は111回やろうと目標を立てています。あとはSNSはスタッフ同士でDM数、インプレッション数の目標など話し合いながら行なっています。まずこちら側からの情報発信を大切にしています。

(勝山)「採用に困っています」という多くの企業は情報発信をしていなくて、求人サイトに出しているが成果は得られない方は多いと思います。

(沢田)認知してもらうことはとことんやっています。WORKidでは、セミナー・SNS・ブログを行なっています。

質問コーナー

会場の皆さんに事前に質問シートを配布し、沢田様に質問したい内容を記載いただきました。質問シートの一部を抜粋し、沢田様にご回答いただきました。

Q.求人媒体はどんなものが良いですか?
(沢田)結局、採用ホームページを作るだけではどうしようもないので、求人票を出しているか、さらに求人票の書き方なども影響があります。例えば小樽のある会社さんはハローワークから応募が集まっていたり、看護師さんを募集している医院の場合は、有料職業紹介事業が適していると思います。職種によって求人媒体も違ってきます。

(勝山)ちなみに求人票の書き方というのは?

(沢田)ハローワークの求人票ですね。書き方(文章)次第で人が集まる可能性があります。簡単にいうと(求職者が)なぜ会社で辞めるかというと「1.人間関係」、「2.社風」なんですよ。その2大理由で辞めた人が、何を求人票で見るかといえばそこなんです。ですが多くの会社はそこを記載していません。そこを書くことが大切ですね。

(勝山)求人票を出していても応募がこない会社はかなりあると思います。求人票の内容や書き方(文章)を工夫することで、採用ホームページにつなげるということですね。

Q.人財の流動的な傾向が強まりつつある中、育てる側が採用者に長くいてもらいたいため、いろいろ遠慮してしまうところがあります。厳しく言いすぎると辞められてしまうかもしれないので、どう育てれば良いのでしょうか?

(沢田)採用セミナーでもその話をするのですが、その時点で定着が目的になってしまっています。定着は結果なので、それが目的化してはいけないと思います。定着は本来の目的ではなくて、組織として成長していくことが本来の目的なので、そこを伝えなければいけないと思います。採用した人材の方向性が違うのなら方向性を示さなければいけないです。言いにくいから言わないでという選択では、根本的な解決にはならないと思います。

(勝山)私も社内の関係づくりはすごく大切だと思っています。辞めてしまうかもしれないと思うような関係から、お互いに言いたいことが言える関係づくりが出来ると良いですが、沢田さんが社内の関係づくりをするために心がけていることはありますか?

(沢田)毎月10分の1on1ミーティングをしています。面談をすると他人の話をして話が逸れることもありますが、出来るだけ自分に矢印を向けた成長に関することを聞いています。話をする割合は8割くらいスタッフに話してもらうイメージで、相手を認めることから前提に指導するようにしています。

●最後に一言

(勝山)では最後に、WORKidは元氣な企業づくりの専門家というアイデンティティですが、元氣が大事だということを会場の皆さんにメッセージしていただけますか?

(沢田)これは大喜利ですか!?(笑)

(勝山)元氣はとても大事だと思っています。しかし会社という組織は成果重視で業績を上げることが優先され、ドライになりがちな気がするんですよ。でも沢田さんは元氣だとおっしゃるので、沢田さんにとっての元氣とは一体何なのかをメッセージしていただきたいです。

(沢田)元氣とはプラスの影響力です。僕は元氣の「氣」を米にしているのでプラスの氣、陽気・元気・明るさ・楽しさは周りにたくさん伝えていった方がいいと思います。陰気・愚痴・不平・不満は〆る方の「気」なんですよね。それは全体に対して言わなくていいとも思うんです。それは個別(自分)に言ってくれればいいことなので。普段のフィールド(職場)は周りに元氣を与えることが私たちの仕事なので、元氣とは、簡単に言うとプラスの言葉を使っていこうということですね。

■まとめ
WORKidの方向性を決めたからこそ、次に進むための目標設定や達成度での課題感についてリアルな現状や、採用活動において求人の書き方の工夫するべきポイントなど実践的な方法を教えていただきました。

<出演>
社会保険労務士法人WORKid/合同会社WORKid Next
代表 沢田 寿晴 氏

<主催>
株式会社ウィン
株式会社MIMIGURI
プラスディーアンドシー合同会社
PMC株式会社

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